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書庫の背景

先生

唯一の友を永遠に待つ

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基本情報

​性別:

外見年齢:

身長:

住処:

人称:

コミュニティ:

30歳

180cm

書庫

私/君

01. きせきをえがくものたち

好き:

綺麗な音、音楽

苦手:

大きな音、天空

目標/欲求:

行方不明の友人の存在確認。友人との再会。

怖れること:

友人がすでにこの世界に居ないと証明されること

性格

厭世的で、面倒くさがり。
何もしたくないし何も考えたくない。
構ってくる相手には突き放す物言いをするが、物理的に突き放すことはしない。
触られても大きな抵抗することもない。

詳細

この空の何もかもに飽きているが、刺激を求めることもせず、書庫の片隅でぼうっとしている。 天に還りたいが、かつての待ち人がまだ空にいるのではないかと思うと、どうしても踏みとどまってしまうようで、ずるずると生きながらえている。 かつて、気さくで気まぐれな性格なミミズクヘアの友人がいた。 趣味のピアノを弾いているとどこからか音を聞きつけて、気づけば傍にいた。 また来たのかと問えば「ぼく、耳は良いんだよね」と明るく言うのだ。 コミュニケーションが苦手な男はいつももやもやとしたものを胸に抱えていたが、それは嫌な気持ちではなかった。 その渡り鳥は男にとって唯一の友であったが、彼は陽気な性格から友がたくさんいた。それを知る男はただ、止まり木のような存在になれればそれでよいと感じるようになった。 何もなくていい。ただ一緒にいられれたらそれでよいと。 繰り返される日常がそこにはあった。それしかなかった。 何気なく別れた日を最後に、ふつと彼の消息が絶えた。 待てど暮らせど気配はなく、糸を断たれたのか、天に還ったのか、なにもわからない。 なぜなら男の繋がりは彼しかなかったから。 書庫には知が詰まっている。彼は書庫の書物を読み漁り、手掛かりを探すが見つからない。 彼がいない世界はつまらない。ならば自分も終わりにしようか。 でも、本当にいないのかもわからない。 諦めがあれば当然書物漁りにも飽きがきて、彼はぼんやりと過ごす者になった。 気づけば髪は渡り鳥であった彼のような羽の形を成し、止まり木になりたかった男の額からは木が生えていた。 幾何の時が流れ、ゆっくりと流れる時の先端で、彼は再び出会う。 それは渡り鳥というにはあまりに小さく、しかし力強く、まるで小鳥のようににぎやかに囀るもの。 どこにいても己を見つける、星の存在。 そして少女と共に、消えた友を探す旅が、うすぼんやりと始まるのであった。

関係性

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アトリ

書庫で背景と同化していたにもかかわらず見つけて興味津々で近づいてきた少女。あまりに話しかけてくるので、あらゆるものの興味がないこと、書物は読みつくしたこと、生に飽きていること、友を待っていることを伝えても消えないでほしいと言われ、「先生」と呼ばれるようになった。始めは騒がしいと思っていたが、しつこい様子にだんだん慣れてきてさらにはほだされている。

「騒がしい娘だ。……アトリ?……娘で十分だろう」

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